長野県在住、旅ライターの橋詰真紀です。私の地元長野県松本市を代表するものといえば、やっぱり「国宝松本城」。
松本城は五重六階の天守の中では、日本最古級の国宝の城でここ数年は国内をはじめ、海外からの観光客も急増し人気も急上昇中なんです!
そんな人気の国宝松本城をモチーフにした、お土産やお菓子等をぜひ紹介したいなぁなんて思ったものの。あるにはあるんですが、いまいち女子的なかわいさが足りない…
なぁんて思っていたら見つけました。私のキュンキュンメーターが反応しまくりのかわいさ、国宝松本城をモチーフにした「松本城と黒胡麻石垣クッキー」。今回は私自信を持って、めいっぱいその魅力をお伝えしちゃいます。
松本の小さなお店「松本マフィン」に行こう

「松本マフィン」へのアクセスは、JR松本駅から駅前通りを歩く事約20分。途中には観光スポットとして人気の松本市美術館やお洒落なカフェ、近くにはあがたの森公園もありますのでお散歩しながら出かけられる場所にあります。
公共交通機関の場合は、松本市内を周遊するバス「タウンスニーカー」を利用して秀峰学校前を下車徒歩1分。店舗のすぐそばには大型商業施設のイオンモール松本がありますので、小さなお店ですが見つけやすいですよ。
夫婦ふたりで大好きな信州松本へ移住。あんしん素材の焼き菓子専門店「松本マフィン」

「松本マフィン」のオープンは今から約12年前。ご主人の植垣健太郎さんは福岡県出身で信州大学を卒業後、都内の旅行会社に就職。そこで奥様の洋(ひろみ)さんに出会い、大好きな信州松本に移住して松本マフィンをオープンしました。
思わず笑顔になる!美味しくて体に優しい「松本マフィン」の焼き菓子達

「松本マフィン」で作られている焼き菓子は、すべて手作り。しかもそのほとんどに地元産の素材を使うというこだわりです。安全で安心なお菓子を食べてもらいたいと、保存料や着色料、トランス脂肪酸を含むショートニングは一切使用していません。

原材料の基本となるのがこちら。きび砂糖、信州産小麦粉、松本産のたまごに無添加・無調整バター。
そう「松本マフィン」の焼き菓子たちは、食べる人のことを考えて作られた美味しくて体に優しいモノばかりなのです。一口食べたら笑顔になること間違いなし?!ですよ。
これはカワイイ!国宝松本城の形をしたクッキーにキュン♡
さてここからが本題。今回私が最もおすすめしたいのは国宝松本城をモチーフにした、松本マフィンの「松本城と黒胡麻石垣クッキー(230円)」。
「でもさ~。松本城のクッキーって言っても、どうせクッキーをお城の形で型抜きしただけじゃないの?」なんて思われた方、いやいやそんな簡単なクッキーだったら、私が紹介する訳ございません。
まずは「松本城と黒胡麻石垣クッキー」のディテールからご覧下さい。ほら見て、この松本城クッキーのクオリティの高さ!ちょっともう、めっちゃかわいいでしょ♡
あの勇壮な松本城が、こんなにも可愛いクッキーになっちゃうなんて、キュンキュンしちゃいませんか?それに松本城のクッキーの下にはちゃんと黒胡麻の石垣クッキーまであるんです。
お菓子作りをしている人ならば、このクッキーを見て「これは手間がかかって大変!」ってきっと気付くはず。そうこのクッキーは、とっても手間がかかっているんです。
クオリティが高すぎる「松本城と黒胡麻石垣クッキー」の作り方

せっかくなので、松本城のクッキーの作り方を見せてもらうことにしました。松本城のクッキーを作るためには、まずは設計図が必要なんですって。設計図って、なんだかプラモデルみたいですよね。
松本城のクッキーの設計はご主人が担当です。屋根の角度を斜め45度になるようにしたり、形やサイズを調整したりと何度か試作を重ねてようやく今の形になったそう。
材料はプレーン(バター)とココアの生地。生地を冷やしたらまずは屋根の部分をカット。使用している器具などは既製品がないため、すべてご主人の手作りなんです。

次に生地のプレーンとココアの生地を交互に、1枚ずつ丁寧に重ねていきます。この作業でちょっとずれてしまうと、お城の形が崩れてしまうので慎重に。

さらに生地を何層か重ねていき、横から見るともうなんとなく松本城の形に。屋根瓦の感じも忠実に再現されているのがわかりますか?

生地を全部重ねたら上からギュッとしっかり押して、焼いた時にクッキーが離れないようにします。あとは金太郎飴方式にカットするわけですが、まだここでももうひと手間。この生地は、もう1日冷蔵庫でしっかり寝かします。なお、ここまでがご主人の担当。
夫婦ふたりの共同作業で作る。愛情いっぱいの「松本城クッキー」

1日冷蔵庫で寝かした生地を、カットするのは奥様の担当。実は簡単そうに見えて、この作業が一番難しいんです。特に気温が高い時期になると、生地がダレてきてしまうため正確さとスピードも必要で、まさに時間との勝負。
「失敗しないんですか?」と聞くと「たまに失敗します!」と、作業中に笑顔で話してくれました。なんて素敵な方なのかしら。

カットして天板に並べたら、もうしっかり松本城です。これで完成と思いきや、まだまだ続きます。
国宝松本城の細かいディテールが、ここまで表現されているのが凄い!

次に松本城にある「鉄砲狭間(てっぽうざま)」=鉄砲を撃つ窓の部分は、串を使って作っていきます。実はこの道具は、お団子屋さんの串のサイズがちょうど良くて利用しているんですって。

さらに屋根の部分にも縦線を入れて。

まだまだ作業は続きます。奥様が「松本城に鼻をつけるんです」って。ん?鼻?と思ったら『破風(はふ)』と呼ばれる、松本城にある小さな屋根を付けるという訳です。
「なんか真ん中にあって鼻っぽいから、私たちは鼻って呼んでいるんです!」って。ふたり会話がとってもかわいらしい。

あとは焼くだけ。夫婦ふたりの共同作業で愛情いっぱい、美味しい松本城のクッキーの出来上がりです。いや、すごい凄すぎます。どんだけ松本城のクッキー作りに、手間と時間がかかっているんだ!って。
さてそのお味は…いや、もったいなくて食べられない!(笑)
これだとレポートにならないので、もちろん食べましたけど。きび砂糖の甘さもちょうどよく、優しい味でもったいないと言いつつも、あっと言う間に食べちゃいました。
まとめ
もらったら120%喜ばれる!松本のお土産に。
私のイチオシの松本マフィンの「松本城と黒胡麻石垣クッキー」。国宝松本城バックに写真を撮れば、SNS映えする事間違いありません。
それにこんなにかわいい松本城のクッキーは、地元でもなかなか見つからないので、お土産にしたら100%いや120%喜ばれるはず?! ですよ。こちらは店舗でしか販売されていないので、ぜひ松本に来たら立ち寄ってみて下さいね。
■DATA
松本マフィン【まつもとまふぃん】
Web: http://matsumoto-muffin.com/
住所: 長野県松本市埋橋1-5-6
TEL:0263-36-9543
定休日:水曜日・日曜日・祝日
営業時間:11:00~18:30(土曜日は17:00まで)