「草津よいとこ一度はおいで〜。」こんにちは。旅ライターの橋詰真紀です。草津温泉といえば日本国内でも人気知名度ともに、超メジャーな温泉地。
それなのに私、草津温泉のある群馬県のお隣長野県に住んでいるのにも関わらず、なぜかこれまで行った事がなかったんです。という訳で、今回は草津温泉にある絶景スポットを探すというテーマで出かけてみました!
(※2017年11月の取材記事です。一部白根山の湯釜に関する記事がありますが、現在は立ち入り禁止区域となっています)
しばらく見られない?!絶景の観光スポット「草津白根山の湯釜」
今回の旅の始まりは“草津温泉で感動スポットを探す!”というテーマ。
「いやいや、だいたい温泉地でしょ。感動スポットなんてあるの?」なんて思いながら、まずは3年ぶり入山規制解除された白根山にある「湯釜」に向かいました。
「湯釜って何?」とまあ正直たいした情報もないままに、草津温泉から車で約30分。景色が楽しめる白根火山ロープウェイもありますが、今回私は長野県側から向かったのでダイレクトに駐車場に到着。展望台まで歩いて向かいました。
エメラルドグリーンの絶景が広がる白根山の湯釜に感動!
軽いトレッキングコースといった感じの遊歩道を歩くこと約20分。展望台に到着すると目の前に広がるエメラルドグリーンの湯釜。
「おおーーー。なんだこりゃ?!」これまで私の人生で見たことがない絶景が広がります。いきなりポコっと隕石でもぶつかってしまったような穴が開いていて、その先にはエメラルドグリーンの湖が広がるという不思議な景色。
それもそのはず白根山の湯釜は火山活動によってできた火山湖なので、こんな不思議な姿をしているのです。湖に大量の入浴剤をどーんと入れてしまったような色合いですが、これ全てを自然が作ったものだと思うともう感動的、いや感動しかないです。

ここ草津白根山の湯釜(ゆがま)は、直径約300m、水深約30m、水温約18℃の火口湖でpHが1.0前後であり世界でも有数の酸性度が高い湖。あまりに酸性度が高いため、魚などは住んでいません。
水に溶け込んだ鉄や硫黄の微粒子に太陽の光が散乱してこうしたエメラルドグリーンに見えるので、天候によって色も変わるそうなのです。取材に行ったこの日はとっても天気が良く、絶好のコンディション。こんな日に湯釜に来られたと思うと更に感動が倍に。
「あー、本当に白根山で湯釜を見られて良かった〜〜!」
と、ものすごくお気楽な感じでこの時は出かけられたんですが(2017年11月)この取材から約3か月後に白根山が噴火。現在は立ち入りが禁止されています。正直本当にビックリしました!
噴火活動が活発化している間、湯釜を見ることができないので本当に貴重な体験となりました。
現在白根山の湯釜付近は噴火警戒レベル2国道292号(志賀草津高原ルート)では、山頂の湯釜を中心とした半径1㎞圏内において次の通行規制されています。
西の河原公園の豊富な湯量に驚きと感動がとまらない!
次に向かったのは草津の中心部湯畑から徒歩約10分、観光客に人気の西の河原公園があると聞き向かいました。ここではどうやら温泉が自然に湧き出しているらしいとの事。
そうは言っても私、温泉地の数ランキングで北海道に次ぐ第2位の長野県在住ですからね。そんなちょっとやそっとの温泉じゃあ驚きません。

「なんですか?ココ!?」ホントにあっちこっちから温泉が湧きだしているというか、いやいや温泉が滝のように流れています。湯気がもうもうと上がるこの景色に、びっくりです。
これまで私の知っている温泉と言えば、浴槽にちょろちょろとお湯が出ているか時間で噴き出す間欠泉ぐらい。驚かないなんて言った自分に反省です。

河原からは毎分1,400ℓの温泉が湧き出し、温泉の川になっています。またもや私の人生で見たことがない、圧倒的な草津温泉の湯量に感動です!

西の河原温泉公園の至る所に無料の足湯あり、温泉に浸かりながらゆったりリラックスできます。

園内にある「西の河原温泉露天風呂」は男女合わせてなんと約500㎥。草津温泉で最も広い温泉です。プールのようなあまりの広さに驚きです。
四季折々の自然を楽しみながら、開放的な露天風呂でゆっくりと過ごす時間はまさに至福の時間です。
ライトアップされた草津温泉の「湯畑」は感動モノ!
毎分4000リットルの温泉が湧き出る源泉が木桶を流れる、草津温泉のシンボル「湯畑」。
ここは昼間見ても美しいのですが、ライトアップが始まる夕暮れ時から夜にかけて幻想的な輝きに包まれます。

木桶を流れる源泉も昼間とは全く違う景色となります。

夜の湯畑は豊富な湯量と街全体を包んでしまうのではないかと思う程の、湯けむりが立ち込めます。エメラルドグリーンの源泉が美しくライトアップされるその姿は感動的です。


夜の湯畑周辺はどこを見回してもフォトジェニックな場所だらけ。お気に入りの場所を見つけたら、いっぱい写真を撮ってSNSにアップしちゃいましょう。
「いいね!」がたくさんつくこと間違いなし?!ですよ。
草津温泉へのアクセスは?
今回私は長野県松本市から車で上田市を経由し、嬬恋村を抜けるというルートで行き2時間30分ぐらいかかりました。日帰りで行くにはちょっぴり遠いかも?
東京からなら車で約3時間程度でアクセスでき、草津温泉直行の高速バスも出ています。もちろん電車+バスでもアクセスでき、東京駅から「あさま」→JR吾妻線→バスと乗り継げば、3時間弱で到着しますよ!
詳しいアクセスは、草津温泉HP(https://www.kusatsu-onsen.ne.jp/access/)にあるのでチェックしてみてください。
草津温泉には感動や絶景がいっぱいの観光スポットがいっぱいだった

草津温泉に感動スポットがこんなにもたくさんあるなんて思いもしませんでした。さすが日本三名泉、温泉地での観光ランキング上位という事にも納得です。
ちなみに草津温泉全体での湧出量は毎分32,300ℓ以上、1日になんとドラム缶約23万本分もの温泉が湧き出しているそう。すごいぞ、草津!
いいなって思ったらポチって下さい。
