旅ライターの橋詰真紀です。旅行の楽しみの一つと言えば、その国の文化やその国らしさに触れることですよね。日本とはまた違った独特の文化に新しい発見もあったりして。今回はベトナムホーチミンで見つけたちょっとカオスで不思議なベトナムの文化をご紹介します。
ベトナムホーチミンがここ数年で変化しまくっている!
ベトナム最大の都市ホーチミンといえば、「東洋のパリ」と言われるイギリス統治時代のコロニアル調の美しい建物、お洒落な雑貨店やカフェ等、東南アジアでも人気の観光都市です。
ここ数年はベトナムは経済的にも発展しインフラも整い始めていて、世界からも注目をされているエリアです。
私が初めて訪れたのは確か7~8年ぐらい前。その時はまだ歩道もガタガタ、信号機も全然なくて観光客は道を渡るのも大変。そこをものすごくたくさんのバイクが走り抜けていくという。なかなかスリリングな光景でした。
当時もカフェやお洒落なレストランはあったけど、スターバックスみたいな外資系はなかったし、何よりもコンビニがなかった!んです。
電柱に絡まった電線はぐちゃぐちゃで、これ大丈夫なの?と心配になるぐらい。そりゃあ停電起きてもおかしくないぐらいな感じ。でもベトナムの人々は素朴で優しくて勤勉で、それにベトナムの食べ物もおいしくて安いし、エステも劇安!そこから私ベトナムが大好きになりました。
ベトナムホーチミンは、一気にインフラが整ってきている。

2017年の夏から2018年の初めと2度ほどホーチミンに訪れているんですが、びっくりしたのが、
●電線が無くなってんじゃん!
●信号機ができてんじゃん!
●スタバもコンビニいっぱいあるじゃん!
●高いビルたくさんできてんじゃん!
って事。特に都市部では写真のように電線の地中化で、とってもスッキリ。信号機ができたから、歩行者が道を渡れるようになってる。スタバもコンビニも!
ほんの数年のうちにベトナムホーチミンは、すごくきれいになって変わったなあ。という印象でした。
ベトナムホーチミンのバイク事情が面白い!
ベトナム=バイク天国って印象ですよね。そう今もバイクはめちゃめちゃ多いホーチミン。でも昔に比べると車の比率が増えている感じ。
それにしてもみんなマスクが個性的。マスクをしてバイクに乗っている人も多いんですが、これはもちろん排気ガスを軽減するという事もありますが、女子は日焼けをしたくないからっていう理由なんですって。
日中は30℃以上にもなるベトナムの気候ですが、バイクに乗っているベトナム女子は日焼け対策のために長袖、長いパンツさらに顔はマスク。そうベトナム女子は美白のために頑張っているんです。

信号機が設置されたからベトナム人は信号を守るのかと思いきや、大きな交差点は守るけど小さい所はあんまり守らなーーい!(笑)歩行者渡ってますよ~。
「ベトナム人に信号機増えたよね。」と聞くと「そう増えた…」って、若干不服そうな答えも。歩道をバイクがガンガン入ってくるし。
でも実はバイクのスピードは時速20㌔程度しか出ていないので、これだけバイクがいても事故は少ないんですって。ホントかな。。。
マスクもバラエティ豊富。ってか真ん中の人は、完全防備すぎないですか?目元しか出てないし。
クラクションを鳴らすのは自己主張?!不思議なベトナムのバイク文化。
夜タクシーから見た光景です。右から左からバイクがなだれ込んできます。ホントよく事故しないよね。日本では余程の事がない限りクラクションは鳴らさないけど、ベトナムではあっちこっちから「プップ~」ってうるさいぐらい。
しかもこれといってぶつかりそうとか、危ないからって事でもないらしい。
ベトナム人に聞いたら、とにかくクラクションは鳴らすのが普通。クラクションを鳴らすのも自己表現の一つという不思議な答えが。こんな所で自己表現せずとも…って思うんだけど「これも私たちの文化です」と、なるほど。
バイクは大体100㏄ぐらいのスクーターが多いんだけど、隣のバイクには大人2人、子供2人も乗ってる?!え?いいの?って思うけど。ベトナムの法律では子供は乗車人数に含まれないからOKなんですって。
ちなみにバイクの保有台数を聞いた所大体一人2台ぐらい持っていて、1台は普段使い、もう一台はお出かけ用とかなんですって。ベトナムでは車は非常に高いので、欲しいけど買えないのが現状だそうです。
ベトナムの民族衣装、アオザイ美女も健在。
ベトナムの民族衣装といえば「アオザイ」実際にアオザイを着ている人ってそんなにはいないのかな?と思っていたら、いましたいました「アオザイ美女!」なんかみんな素敵。スタイル良くていいですよね。
アオザイはオーダーメイドで作ることができるんですが、私はたぶん作っても着ない。。ほら旅行先あるあるで、こういうのって勢いで買っても結局着ないとか。ね。
旅の思い出で来てみたいけど、オーダーメードはちょっと。。という私のような人は
アオザイレンタルもありましたよ。
HISのホーチミン支店では約300着のアオザイレンタルがUS15ドル。しかもスーパーサマーセール 期間中2018/5/23~2018/9/30 料金は1.05ドル=日本円で110円安っ!
興味のある方はサイトをチェックしてみて下さいね。
SKYhubグローバルツアーラウンジにてアオザイレンタル【HIS】
他にもベトナム旅行に、アオザイのレンタル付きツアーもあります。
安心のルックJTBや、お手頃価格が魅力のJTBお買得旅!
夜の統一会堂前の広場がカオス過ぎる。またもや不思議なベトナム。

夕方から夜かけて統一会堂前の広場にはたくさんの人が集まってきます。日中は暑いからベトナム人は夜活動するようでして。もちろん観光客もいっぱい。
ちょっとぽっちゃりしたスパイダーマンや暑いのになぜか着ぐるみ軍団が。ウサギの着ぐるみの人、暑いから脱いじゃってるし。
なんだろう。。。微妙にスパイダーマンの完成度が低い。。。(笑)
だから着ぐるみは脱いじゃダメだって。
パンダさん達ひそひそ話。
ベトナムの屋台でちょっと冒険も
屋台と言うにはあまりにも小さすぎるお店で、お姉さんがなにやら売っていたので買ってみる事に。
なんか薄焼き的な、ひき肉とかウズラの卵とか野菜とか混ぜて焼いたやつ(笑)オヤツとしてはまあまあおいしくいただきました。
なぜか着ぐるみが流行っている、カオスなベトナムホーチミン

昼間見た「のび太くん?!」らしき人。

だから脱いじゃダメだって!なぜか服はFILAだし(笑)なんだか色々なものが混ざっていて謎の多いベトナム、カオスっす。
ベトナムでは、毎日花を飾る習慣がある。

ベトナムでは、毎日花を飾る習慣があるってご存知でしたか?他にも大切な人に贈ったりと、ベトナム人にとって花はなくてはならないものなんですって。市場には本当にたくさんの花が並んでいました。

お花の間からかわいいワンちゃんも。ベトナムでは犬を飼っている人も多いのでよく見かけます。でも海外では狂犬病など万が一の事もあるので、かわいいからといって手を出しちゃダメですよ。
サボテンさえも枯らしてしまう私としては、毎日花を飾るベトナム人を見習わなければと思った瞬間でした。
ホーチミンの街中ではお母さんたちの笑顔に会える。
ホーチミンではお洒落なカフェやレストラン以外にも路上で雑貨やドリンクなどを販売しているお母さんたちに会えます。こちらの笑顔のお母さんはココナッツドリンクを販売中。

ここでは立体型のレターセットを販売中。このカラフルで可愛いレターセットはあっちこっちで見かけます。
ベトナムのお母さんたちはいつも頑張ってお仕事しているなあって印象です。やっぱりどこの国でも女性はたくましいですね。
お土産で人気のベトナムコーヒー。謎のタヌキコーヒーって?!

ベトナムと言えば、ベトナムコーヒーがお土産の定番。
スーパーで見つけた「タヌキコーヒー」いやいやタヌキは日本の固有種ですからね!ベトナムにはいませんよーーーって突っ込みたくなりました。これは有名なジャコウネコのコーヒーの事ですね。
ジャコウネコのコーヒーといえば、コーヒー豆を食べたジャコウネコのウ〇チから取り出すアレ。めちゃめちゃ貴重なのよね。
貴重なんだけどね、知ってるけどね。うん。買わない(笑)
最近ホーチミンの若者に人気の屋台のオヤツ

ベトナム人の子に今ホーチミンの若者に人気のオヤツを教えてもらったのがコレ。なんだか謎の袋がいっぱい。

袋に入っている辛そうなソースとライムを生春巻きの皮にかけて食べるとの事。ふむふむ。
味をなじませたのがコレ。なんかね、まだ水で戻している途中の硬い生春巻きの皮を食べている感じ。うん。ビニールっぽいっていうか、ニンニク臭もするし。なんとも微妙っていうか。
「今若者に大人気のオヤツなんですよ!」って聞いたものの。うん、正直これよくわかんない(笑)まあこれもベトナムの文化の一つです。
ホーチミンにある「ロシアンマーケット」は激安商品の宝庫。
ベトナムなのになぜか「ロシアンマーケット」

中に入ると…はい、まるでロシア感はゼロ。1年を通じて気温が高いホーチミンですが、ここにはなぜか冬物も充実しています。そーだよね、ホーチミンの人達だって寒い地方に行くときは冬物必要だもんね。
しかも、あれもこれも驚くほど激安!

おおーー。見た事あるブランド。そうかよく考えたら、衣類やこうした雑貨類ってメイドインベトナムって今凄く多いんだもんね。勤勉なベトナム人が作る、ベトナム製品はクオリティが高いのが特徴。
きっとあれだよね。工場から流れてきた的な‥ね。それ以上は言いません。文化だからね。アジアの。
日本とも繋がりが深いベトナム

現在ベトナムではインフラ整備のための、地下鉄工事が行われています。この工事は大々的に日本の企業が関連しています。こうした日系企業の進出から、ベトナムの学生さんたちは日本語を習う人も増えてきているそうなんです。今日本とベトナムは非常に密接な関係にあるんですね。
今回はベトナムのちょっと変わった文化や風習などを中心にお伝えしてきました。実際に現地のベトナム人の女子達に、今のベトナムの話しを色々と聞けたので面白かったです。
という訳で今日はおしまい。ちょっとカオスで不思議なベトナムに行ってみたくなりませんか?
TEXT/PHOTO 橋詰真紀
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