「草津よいとこ一度はおいで〜。」旅ライターの橋詰真紀です。草津で温泉街を歩いていると「温泉まんじゅうのお店がとっても多い!」という事に気付きます。実は草津温泉周辺にはなんと15軒程のお店がある、温泉まんじゅうの激戦区でもあるのです。
そこで今回は口コミで人気の温泉まんじゅうを、実際に食べ比べてみることにしました。草津温泉のお土産にぴったり、絶対に食べてもらいたい温泉まんじゅうの魅力をたっぷりとご紹介します!
女子に人気!二色あんが自慢の『本家ちちや』湯畑店

始めに訪れたのは草津温泉湯畑目の前にある「本家 ちちや」草津市内に3店舗を展開する人気店です。こちらではつぶあんが入った昔ながらの「茶まんじゅう」と、栗あんとこしあんの「二色あんまんじゅう(白)」2種類の温泉まんじゅうを取り扱っています。

白い生地の「二色あんまんじゅう(白)」は栗あんをこしあんで包んだ「本家ちちや」だけでしか食べられない、オリジナルの温泉まんじゅう。こちらは特に女子に大人気。
材料は北海道産の小豆を使いあんこの作り置きをせず、草津高原の水をアルカリイオン水にして使用しているというこだわり。「二色あんまんじゅう(白)」をカットして横から見ると、真ん中がちょうどツンととがった栗の形になっていてなんだかキュート。

では早速いただきまーす。ふわっとしたやわらかい皮に包まれた、クリーミーで風味豊かな栗あんにこしあんがマッチして、上品な甘さが口の中に広がります。いつもの温泉饅頭とはまた一味違うおいしさで、コーヒーや紅茶にも合いそうです。
女性に人気なのもわかる気がします。そして伝統の味「茶まんじゅう」やっぱり温泉饅頭といえば、これ!黒糖生地につぶあんが入った、基本に忠実な温泉饅頭といった感じがほっとする味わいです。
また「本家ちちや湯畑店」では、店頭で蒸したてアツアツの「二色あんまんじゅう(白)」を提供しています。夜9時まで営業しているので、湯畑を眺めながら、足湯に浸かりアツアツの温泉饅頭を食べるなんていうのも素敵ですね。
草津の新名物!山びこ温泉まんじゅうの「あげまんじゅう」に注目。
草津温泉湯畑目の前にある「あげまんじゅう」の、のぼり旗が目印「山びこ温泉まんじゅう」え?おまんじゅうをあげちゃうの?!そうなんです。
こちらでは温泉まんじゅうに衣をつけて、その場で揚げたアツアツの「あげまんじゅう」を提供しているのです。草津温泉であげまんじゅうが食べられるのは、ココ「山びこ温泉まんじゅう」だけ。めちゃめちゃ気になる~!

そんな気になる「あげまんじゅう」なんですが、これを開発したのは現在の店主のお母さん。特に群馬県にはまんじゅうを揚げて食べるという風習はなく、これまでのおまんじゅうを他にもおいしく食べる方法はないか?と創意工夫をしてたどり着いたのがこの「あげまんじゅう」だったそうです。
お店で提供するようになると、あっという間にそのおいしさでメディアでも話題となり、今や草津温泉の新名物となりました。

「アツアツをぜひ食べてみて~」とおすすめされて頂くと。ゴマが入った外の衣はカリっと皮はモチモチ、甘いあんこが油とも絶妙に合います。「あれ?これ温泉まんじゅうだっけ?」と思ってしまう程の新食感のスイーツ。まさに温泉まんじゅうの進化版!
草津温泉での食べ歩きにちょうどいいサイズです。この他にもスイートポテトを揚げた「あげぽてスイート」も人気。「山びこ温泉まんじゅう」は土日祝日には長蛇の列ができるほどの人気店なので、お出かけの際はぜひお早めにお立ち寄りくださいね。
草津温泉で口コミ・人気ナンバーワン!「松むら饅頭」
草津温泉の西の河原通りに面している「松むら饅頭」は、人気・口コミともに草津で最も人気の温泉まんじゅうの専門店です。

創業昭和20年草津温泉の老舗「松むら饅頭」で扱っているのは「茶まんじゅう」いわゆる定番の温泉まんじゅうのみ。北海道産の小豆を使用した自家製餡を、熟練した職人さんが丹精込めて練っています。添加物などを一切使用していないので消費期限は4日間。

とはいえ、そんなに温泉まんじゅうに違いがある訳が…なんて思っていたのですが、いやいやありました。さすがの人気店「松むら饅頭」の温泉まんじゅう。まず口に入れるとそのふわっとした薄皮がとってもやわらかいことに驚きます。そこにつぶあんがぎっしり。
つぶあんは甘すぎず、かといって甘さもしっかり残るぐらいでちょうどいい味わい。ふわふわしっとりした口当たりは「ザ・温泉まんじゅう!」渋めのお茶と一緒に味わいたい。

なるほど「松むら饅頭」は草津温泉の一番の人気店ということが、実際に食べてみるとうなずけます。ちなみに蒸し立ては朝一に行くと食べられますが、個人的にはやっぱり冷めてあんこと皮が馴染んだぐらいが好きかも。
ちなみに友達のお土産にした所「こんなにおいしいおまんじゅう初めて!」と大絶賛でした。また人気店のため温泉まんじゅうは午前中で完売してしまうことも良くあるそうなので、お出かけの際はお早めに。
入口のタヌキが目印。田島屋旅館で人気の「くるみ味噌まんじゅう」

草津温泉バスターミナルから徒歩約1分。タヌキの置物が目印の田島屋旅館の店頭のお土産コーナーでは温泉まんじゅうを始め自家製佃煮や七味唐辛子、お漬け物等が多数取り揃えられています。

こちらの温泉まんじゅうの特徴はなんといっても種類が豊富という事。「黒糖つぶあん・栗きんとんまんじゅう・クルミ味噌あん・よもぎ味噌あん・塩こしあん」と全5種類。店頭に一口ずつ試食も用意されているので、その場で食べ比べもできます。

中でも気になったのは一番人気の「くるみ味噌まんじゅう」実は色々なお店で温泉まんじゅうを食べまくっていたら、なんだかちょっとしょっぱいものも食べたくなってきちゃったというのも本音。そこで見つけたのがこちら。

そのお味はというと。味噌が入った甘じょっぱいあんと、砕いたくるみの歯ごたえがアクセントとなっていて、これまでの温泉まんじゅうとは全く違った味わい。
これなら甘いものが苦手という方にもおススメできそうです。またこちらでは個数限定ではありますがアウトレットのはね出しまんじゅう(40円)なんていうものも。こちらも要チェックですよ。
草津湯の花まんじゅうの「ゆもみちゃん焼」がかわいすぎ!

草津温泉バスターミナルからすぐ。こちらには温泉まんじゅうはもちろん、草津温泉の観光大使の“ゆもみちゃん”をイメージした「ゆもみちゃん焼」が人気のお店です。草津温泉で「ゆもみちゃん焼き」を扱っているのはココ、草津湯の花まんじゅうだけ。

こちらで扱っているのは草津温泉では数少ない、こしあんの温泉まんじゅうです。「つぶあん派?こしあん派?」とよく分かれるようですが、こしあん派の方にはこちらのお店がおススメ。
皮には自家製の黒蜜を使い、甘さ控えめの北海道産のさっぱりした餡にふんわり厚めの皮と食べごたえもあります。

そしてこちらが「ゆもみちゃん焼」その可愛さで女子に大人気。定番商品はこしあん・カスタード・チョコレート・ブルーベリー。
他にも草津特産品の花豆の甘露煮・スイートポテトあん・カマンベールチーズ等の季節限定商品も豊富に取り揃えられています。

そして限定商品の草津の特産品「花豆の甘露煮」が入ったゆもみちゃん焼を頂くことに。「あれ?温泉まんじゅうの食べ比べじゃなかったの?」とツッコミが入りそうですが、ここはゆもみちゃん焼のかわいさで(笑)
焼き立てのカステラの生地は外はカリっと中はふわっと、甘さ控えめで花豆の味もしっかりと感じられます。花豆はじっくりとストーブでコトコト4時間煮込んだ手のかかりよう。ゆもみちゃん焼の見た目のかわいさ◎味も◎ですよ。
草津温泉の温泉まんじゅうの味の深さにバリエーションが豊富!
草津温泉の口コミで人気の温泉まんじゅうを、実際に食べ比べてみて分かった事。それはひとことで「温泉まんじゅう」といってもその種類と味の違い、さらにバリエーションの豊富さに圧倒されたという事です。
個性と魅力あふれる草津温泉の「温泉まんじゅう」はほとんどのお店で1個づつ購入することができるので、ぜひ皆さんも食べ比べてみて下さいね。お土産にしても喜ばれる事間違いなし!ですよ。
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■DATA
本家ちちや湯畑店【ほんけちちや 湯畑店】
住所:〒377-1711 群馬県吾妻郡草津町草津114
TEL: 0279-88-3636
営業時間:9:00~21:00 ※売り切れ次第終了
定休日:年中無休
HP:http://www.honke-chichiya.com/
山びこ温泉まんじゅう【やまびこおんせんまんじゅう】
住所:〒377-1711 群馬県吾妻郡草津町草津118−2
TEL:079-88-3593
営業時間:8:00~20:00 ※売り切れ次第終了
定休日:不定休
松むら饅頭【まつむらまんじゅう】
住所:〒377-1711 群馬県吾妻郡草津町草津389
電話:0279-88-2042
営業時間:7:00~17:00 ※売り切れ次第終了
定休日:火曜・水曜不定休
田島屋旅館 【たじまやりょかん】
住所:〒377-1711 群馬県吾妻郡草津町草津45
TEL: 0279-88-3392
営業時間:7:00~21:00
定休日:年中無休
HP: http://kusatsu-tajimaya.com/
草津湯の花まんじゅう【くさつゆのはなまんじゅう】
住所:群馬県吾妻郡草津町大字草津43-2
TEL: 0279-88-7845
営業時間:9:30~17:00 ※売切れ次第終了
定休日:毎週火曜日