湯守のいる宿。草津温泉の老舗旅館「奈良屋」に宿泊してみた!

草津温泉

「草津よいとこ一度はおいで〜。」旅ライターの橋詰真紀です。日本三名泉と呼ばれる人気の「草津温泉」首都圏からならば日帰りも可能ですが、せっかく来たならば温泉に浸かってゆっくりと泊りたいものですよね。

といっても草津温泉には宿泊施設も多く一体どこを選べばいいの?と迷ってしますよね。そこで今回は草津温泉で女子旅にも人気、老舗旅館「奈良屋」をご紹介します。

女子のわがままを叶えてくれる!草津温泉老舗旅館「奈良屋」

 

今回、宿泊施設を選ぶ条件として。

・初めての草津温泉だから、湯畑そばの立地条件がいいお宿。

・草津温泉ですべすべつるつるのお肌を手に入れたい!泉質の良さはマストでしょ。

・せっかくの草津温泉だから、やっぱり老舗旅館がいい!

・女子的にカフェは外せない!

・とにかくおいしいものが食べたいの。

 

そんな女子のわがままを全部叶えてくれるのが、草津温泉で人気の老舗旅館「奈良屋」。湯畑から徒歩1分、立地の良さは抜群。

創業明治10年歴史と情緒たっぷり風情ある佇まいがとっても素敵なお宿。口コミの評価も高いイチオシのお宿です。

草津温泉で代々受け継がれている、湯守(ゆもり)のいる宿。

 

私が最も重視したかったのはやっぱり温泉。「奈良屋」は草津温泉の中で最も古いといわれている白旗源泉を引いていて、その湯は「徳川将軍御汲上の湯」とも称されています。

さらにここには『湯守(ゆもり)』という専門で温泉を管理する職人さんがいるんですよ。その歴史は古く江戸時代には温泉(源泉)の管理人として、土地の領主から湯守の地位が与えられた職との事

 

そんな歴史のある「湯守」の方に、ぜひともお会いしたいと熱望しまして「奈良屋」6代目の湯守、中澤さんのお仕事ぶりを拝見。

私温泉の管理人さんという事であの〝千と千尋の神隠し“の「釜爺(かまじい)」のような方が番台にいる的な感じ?と勝手に想像していまして。そのイメージとは違い、優しい風貌でパワフルにお仕事をされていく様子に脱帽です。

「奈良屋」の温泉はこちらの「白旗源泉」。湯畑のそばにある源泉ではお湯がぷくぷくと湧いているのが見られます。

この源泉の温度は50~56℃でとっても熱く、一度引き込み敷地内のプールのように大きな湯小屋に貯湯し、一晩寝かせて冷まします。

一晩寝かせた温泉は湯守によって、湯もみや湯量の調節をして約42℃の適温にし、毎日2時間おきにお湯のチェックをしているとの事なのです。

「それなら水を入れて冷やしちゃえばいいじゃん!」という私の浅はかな考えだと当然せっかくの温泉が源泉100%にはならないわけでして。そりゃあ、そうですよね。失礼しました。

当然外気温や浴槽の大きさ等で適温にキープするのは難しく、湯守の長年の経験と草津の湯を熟知した職人の技によって「奈良屋」のお湯は最も良い状態で守られています。

 

熟練の湯守が守る技「最高のお湯」を自分の肌で感じてみて。

そんな話を聞くとやはり温泉に入るのに、ありがたさも倍増です。ちなみに白濁したように見える温泉は、実はもともとは無色透明。温泉に含まれる成分や光の反射、湯もみをすることによってこのようなエメラルドグリーンに見えるそうです。

なんだかとっても不思議な色合いですが、これも草津温泉の特徴の一つ。実際にお湯に浸かるとお肌がしっとりするものの、洗い上りはさっぱりツルツル。最後はお肌がサラサラになった感じがします。

 

草津温泉は強酸性の殺菌性の高いお湯のため、中にはピリピリと感じる方もいるようですが「奈良屋さんのお湯はやわらかいねえ」と地元でも評判が高いそうです。特にその根拠はないそうですが、一晩寝かせた温泉と丁寧な湯もみの効果なのでは?とのこと。

しかも体の温まり方がハンパなく夜寝る前に入ったら、朝までポッカポカ。仲居さんからも「やっぱり温泉だと体の温まり方が違うから、私たちもあんまり風邪ひかないですよ~」との事。

さすが「恋の病以外には治せぬ病気はない!」といわれる草津温泉の実力ですね!

リノベーションされた「奈良屋」のモダンな客室

 

「奈良屋」は創業明治10年の老舗旅館で入口には「帳場」がありました。なんだか時代劇にタイムスリップした感じ。

老舗旅館ですが、館内はリノベーションされたモダンな空間になっています。私のお気に入りは館内全てが畳敷きという事。

畳の上を歩くとなんだか足の裏が気持ちいい!やっぱり私日本人だなあ。と改めて感じました。お部屋には浴衣等はもちろん、館内で履ける足袋も用意されていました。そういった心遣いが嬉しい限りですね。

 

「奈良屋」の客室の特徴はとにかくバリエーションが豊富。こちらは艶やかな紅紫の色を基調とした「あざみ」と名付けられた和モダンのお部屋です。

この他にも高山植物をイメージした「こまくさ」、暖かな朱色を基調にした「こけもも」等。どの部屋にしようか迷っちゃいますね。

寒~い季節にはやっぱり「こ・た・つ」ああ、この感じ落ち着きます。この他にも和室・洋室とカップル・家族・女子旅など人数や用途に選べるお部屋がとにかく豊富。シングルルームも用意されているので、女子の一人旅でも気兼ねなく過ごせますよ。

カフェ&バー「喫茶去(きっさこう)」で、どうぞ一服

やっぱり女子旅にはカフェは欠かせません。「奈良屋」に併設されているカフェ&バー「喫茶去(きっさこう」には、女子の心をくすぐる群馬の名産”花豆“を使った和スイーツとサイフォンで入れたこだわりのコーヒー等が頂けます。

こちらは「お濃いお茶のアフォガード」(900円)抹茶アイス・バニラアイス・フルーツ・わらび餅・花豆等の上に雪に見立てた綿あめが乗っています。この見た目だけで女子的にはテンションアップ。

抹茶をかけると、あっという間に雪解け~。間違いなく映える!

お抹茶には草津名物の花豆を添えて。和の雰囲気もイイ

本格的なカフェの味はもちろんですが、かわいいグラス類も素敵。店内で使われている「奈良屋」セレクトの食器類も販売されています。

実は切子(きりこ)のグラスってなかなか出番がなくていまいち使いこなせないって思っていたけど、こんな風に普段使いすれば“おうちカフェ”のお洒落度もアップしちゃいますね。

奈良屋の夕食は個室でゆったりと楽しめる

夕食は個室のお食事処で。温泉にグルメはかかせませんよね。手の込んだ季節の素材と群馬の味が楽しめます。

この日の〆は松茸ごはん。ビールも飲んだけど最後のごはんまでペロリ。ごちそうさまでした。

お肉に野菜もバランス良く、朝食もGOOD!

朝食もおかずが豊富。家ではこんなに色々作れないから、旅館の朝食ってホント憧れるんですよね。

 

朝からお肉も温野菜もたっぷりでバランスもGOOD!もちろんご飯はおかわりです!

草津温泉の老舗旅館「奈良屋」は評判通りの良宿だった。

女子のわがまま放題で選んだ、草津温泉の老舗旅館「奈良屋」。温泉にグルメにゆったりと過ごした時間はあまりにも心地よく「もう一泊したい!」と思わせる、さすが噂通りの良宿でした。「草津良いとこ一度はおいで~」まだまだ草津の魅力を探す旅は続きます。

奈良屋【ならや】
住所:〒377-1711群馬県吾妻郡草津町草津396
TEL:0279-88-2311
HP:https://kusatsu-naraya.co.jp/index.html

※内容は取材当時のものです。最新情報等につきましては公式HPなどでご確認ください。

 

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