新型肺炎コロナウイルスの影響から旅行をキャンセル!予約やキャンセル料はどうなるの?

旅のお役立ち

新型肺炎コロナウイルスが猛威を振い、国内でも感染者が増加中の今、海外旅行に行かれるという方は心配ですよね。春休みには卒業旅行、その先のGWも海外旅行を予定しているという方も多いのでは?

残念だけど今回は旅行をキャンセルした、という声もよく聞かれます。今回は旅行をキャンセルする場合、キャンセル料や手数料などはどのくらいかかるの?という疑問について詳しくご紹介します。

新型肺炎コロナウイルスによる航空会社の運行状況は?

中国本土への渡航はJAL、ANAを始めとした各航空会社は運行停止や減便。台湾、香港、マカオ行きの飛行機も続々と減便、相次ぎ運行停止といったニュースも入ってきています。

さらにグアムを始めとしたミクロネシアには日本からの渡航禁止。人気の香港ディズニーランドも閉園状態。コロナウイルスは様々な影響をもたらしています。

今回のような航空会社や旅行会社の都合により中止の場合は、特別対応によって全額払い戻しを行っています。

※2020年2月8日現在の状況です。

旅行ツアーのキャンセル料は日本の法律で定められている

旅行の予約はしたけれど、今からキャンセルしようかと考えている方も多いかもしれませんね。実はキャンセル料(取消料)は各旅行会社によって決められている訳ではなく、国の法律によって制定されているのをご存知でしたか?

標準旅行業約款 – 国土交通省

通常旅行会社のツアーは「募集型企画旅行」となるので、標準旅行業約款の明記の通りキャンセル時には旅行会社は手数料を徴収します。

例外はあるものの、この条例以上のキャンセル料を旅行会社から請求された場合には法令違反となりますので、しっかりと確認しておきましょう。また国内旅行と海外旅行ではキャンセル料に違いがあります。

国内旅行のキャンセルの場合

国内旅行のキャンセル料金

・出発21日前まで、キャンセル料無料

・出発20~8日前まで、旅行代金の20%

・出発7~2日前まで旅行代金の30%

・前日まで、旅行代金の40%

・当日は旅行代金の50%

・旅行開始後や連絡がない場合、旅行代金の100%

募集型企画旅行であれば、どこの旅行会社でも同じ規約となります。また閑散期と繁忙期でも同じ内容です。

海外旅行ツアーキャンセルの場合

海外旅行は国内旅行と異なり、繁忙期にはキャンセル料金に違いがあります。

繁忙期(ピーク時)
出発40~31日前まで、旅行代金の10%
全期間共通

・出発30~15日前の場合:10万円以下は、旅行代金の20%

・出発14~3日前:旅行代金の20%

・2日前から当日:旅行代金の50%

・出発当日、旅行代金:100%

国内、海外ともに日程が近くなればなるほどキャンセル料金が高くなります。なおJTBをはじめとした大手旅行会社では、高額ツアーの場合にキャンセル料に上限を設けているところもあります。

普段あまり細かくみていないキャンセルポリシーですが、この機会にしっかりとチェックしておいた方がいいですね。

特別な理由でキャンセル料がかからない場合もある

なお今回の中国方面行きやミクロネシア行きの航空機の運行中止のような場合は、キャンセル料やその他手数料も全額払い戻しの対応となります。そもそも日本政府から渡航しちゃダメって話しなので、特別な理由だからという訳です。

また突然の災害やテロといった場合、料金海外旅行都合による中止や延期にもキャンセル料がかからない場合がほとんどです。ただしチャーター便やクルーズ船は、キャンセル料の基準が異なるため注意が必要です。

航空券のキャンセル料は?返金はどのくらいあるの?

次に航空券を自分で手配した場合の、航空券のキャンセル料金や返金についてご紹介していきます。

人気のLCC格安航空の場合、航空券をキャンセルすると残念ながら、最安運賃だと払い戻しがほとんどないのが通常です。ただし少し高いプレミアムシートのような運賃などのは、払い戻しができる場合もありますが手数料は別にかかるケースも。

Peach(ピーチ)の場合

・シンプルピーチ:キャンセル不可

・バリューピーチ:取消手数料1,080円

・プライムピーチ:取消料不要

※バリューピーチ、プライムピーチでキャンセルの場合は、ピーチポイントが付与されるため現金での返金はありません。

Vanilla Air(バニラエア)の場合

・わくわくバニラ:キャンセル不可

・シンプルバニラ:キャンセル不可

・コミコミバニラ:取消手数料4,000円~5,000円で払い戻し可

ジェットスター

・Starter&Starter Plusキャンセル不可

・Starter Max:取消手数料3,090円で払い戻し可

レガシーキャリア=大手航空会社のキャンセル料や返金対応は?

大手航空会社=レガシーキャリアの場合、現金で返金対応が可能。なおキャンセルする場合には、LCCと同様に航空券の価格が安いほど払い戻し金額が少なく、高いほど戻る金額が多くなる傾向にあります。

以前に私がベトナム航空でキャンセルをした際には、キャンセル手数料自体が15,000円かかったという苦い経験もあります。

関連記事はこちら>>突然の海外旅行のキャンセル。実際にかかったキャンセル料金をお伝えします。

ただし最近では、ANAやJALなどの日系の航空会社が発券する国際線の正規割引(PEX)航空券であっても、中にはキャンセル時にお金が戻らない場合もありますのでご注意を。

航空券が安いからといって、つい飛びついてしまうのですがキャンセル時にはこうしたデメリットがあることを知っておきましょう!

ホテルの宿泊予約をキャンセルする場合は?

ホテルのキャンセル料は、各ホテルごとに異なります。よくあるケースが宿泊する日からさかのぼって1週間前からかかる場合が多いです。

なおagotaエクスペディアなど多くのサイトは「予約変更キャンセル返金不可」といった予約だと宿泊料金が安く設定されています。

私も以前にホテルのキャンセルポリシーをよく確認せずに、予約をしてしまった経験があります。その後宿泊のキャンセルも変更もできず返金不可で、大失敗してしまいました!( ノД`)シクシク…

もしものことを考えると、ホテル予約の際は直前までキャンセルができるものを選ぶのが無難だと身をもって知った訳でございます。

なお今回のような新型肺炎の影響による不測の事態が起きた場合は、宿泊施設に直接問い合わせるとキャンセル不可の予約の場合でも対応してくれる場合もあるかもしれません。

予約サイトにキャンセルポリシーについては、記載がされていますので予約する際にはしっかり確認をしておきましょう。これ大事!

突然のキャンセルでも安心!旅行保険HISキャンセルサポート

出典:HIS

こうしたもしもの時に安心のキャンセルサポート保険がHISから独自で発売されてることをご存知でしたか?

出典:HIS

保険料によって、なんと最大30万円キャンセル料を補償してくれる旅行保険です。これさえ入っていれば万が一のキャンセル時も安心です。

出典:HIS

さらにHISキャンセルサポートで保証をされる事由は幅広くてビックリ!急な出張やパスポートの紛失置き忘れ、さらにはベッドの死亡など幅広く対応してるんですよね。保険料金もこのぐらいだったら、もしもの場合に備えてしっかり加入しておいた方が良いかもしれませんね。

前回のキャンセルの時は、我が家の愛犬が亡くなった時だったので、こういう保険があればよかったなぁと思いました(この当時はHISのキャンセルサポートはスタートしていませんでした)

出典:HIS

なおHISキャンセルサポートは予約時または出発14日前までに加入が必要。早期予約の際にもHISキャンセルサポートに入っていればもしもの時にも安心ですね。

キャンセル料が戻る「チケットガード保険」

またHIS以外で旅行予約をした場合にも、旅行のキャンセル料が戻る「チケットガード保険」もあります。

「トリップキャンセル」とは、急な病気やけが、ご家族の入院、交通機関の運休・遅延などでやむを得ず旅行最初の搭乗を中止した場合に、 キャンセル費用(取消料、違約料等)として旅行業者、航空会社等から払戻しを受けられない費用を補償する保険です。

出典:AWPチケットガード少額短期保険株式会社

突然のハプニングで旅行のキャンセルは実際によくある!

今回のような新型肺炎コロナウイルスなどは不測の事態のため、現在旅行を予約していても今後の状況によってはキャンセルせざるを得ない場合も出てくるかもしれません。

他にも急なケガや病気などさまざまに理由で、旅行に行けなくなる場合もあります。こうした場合にもこれからの旅行は備えておく必要があるかもしれません。もしも旅行のキャンセルを考えている方は今回の記事を参考にしてみて下さいね。

新型肺炎コロナウイルスについては、本当に早い収束を願うばかりです。

TEXT/PHOTO 橋詰真紀

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