日本有数の人気の高原リゾートといえば、軽井沢。私の大好きな軽井沢の中で、実は今年中(2019年)にぜひとも行って欲しい場所があります。
それは軽井沢で人気の観光スポットのひとつ「旧三笠ホテル」。実はここ今年(2019年)12月末から大規模な保全改修工事が行われるため、しばらくその姿を見られなくなっちゃうんです!
という訳で今こそ行くべき「旧三笠ホテル」についてご紹介していきます。
「旧三笠ホテル」へのアクセスは?駐車場
「旧三笠ホテル」は軽井沢駅から車で約10分、旧軽井沢銀座から車で約5分の場所に位置しています。近くには見学者用の無料駐車場と、自転車用の駐輪所があります。
軽井沢ではサイクリングをしながら、周辺観光もあわせて楽しむのもいいですよ。
レトロでフォトジェニックな「旧三笠ホテル」

では早速、見学してみましょう。門構えも重厚感がありますね。

「あら、なんて素敵なのかしら!」って。
自然に囲まれた中に建つ木造洋風建築の旧三笠ホテルは、外観からも気品があふれています。まさにザ・軽井沢といった雰囲気。
明治時代に建てられた旧三笠ホテルですが、今見てもレトロでお洒落、まさにフォトジェニック。なんだか、明治時代にタイムスリップしたかのような気分ですよね。

旧三笠ホテルは、明治38年(1906)に日本人の手によって設計・建築された木造純西洋式のホテルです。施工はすべて地元の人々によって行われました。すべてがメイドインジャパン。
開業は翌年の明治39年(1907)からで、その後ホテルの営業は昭和45年(1970)まで行われていました。
その当時の宿泊料金を現在の価格にすると、なんと1泊約20万円以上というめちゃめちゃ高級なホテルだったんですって。

財界の要人や文人が多く訪れ、社交場としても利用されていた格式の高いホテルで「軽井沢の鹿鳴館」とも呼ばれていたそう。
ホテルを閉業後、昭和55年(1980年)には国の重要文化財に指定され、現在はホテルの宿泊することはできませんが館内の見学が可能です。
ホテル内に入るとその時代にはとってもお高かったに違いないソファーやシャンデリア、猫足のバスタブなどもあり、当時のセンスの良さが感じられます。

ホテル内の調度品は見学のみで触れることはできませんが、一部椅子やソファーに座れて写真撮影ができるスポットがありますよ。
私もノスタルジックな気分で、外を眺めながらパチリ。ちょっとイイ感じじゃないですか?
三笠茶屋で「幻の三笠ホテルカレー」を食べてみた!


旧三笠ホテルの近くにある「三笠茶屋」にも立ち寄ってみて。自然豊かな場所にある三笠茶屋のすぐ脇には川が流れて、苔むした庭には山野草が咲いています。

店内も大きな蓄音機があったり、昔の三笠ホテルの写真が飾られていたり、レトロな雰囲気でとってもいい感じです。

天気が良ければぜひ、オープンテラスでお食事を頂きましょう。とにかくここは、ロケーションが最高!トップシーズンはかなり混みあうそうですが、旧軽井沢通りやアウトレット周辺ほどではありません。

ここでオーダーしたいのは人気の「幻の三笠ホテルカレー」。旧三笠ホテルで提供されたいたカレーを、2010年に地元の活性化のために復活したのがこのカレーです。
軽井沢町内にはこの「幻の三笠ホテルカレー」を提供しているお店がいくつかあり、店舗によってアレンジが加えられているそうですよ。

こちらは幻の三笠ホテルカレーのビーフカレー。こういう洋風カレーって、結構好きなんですよね。ペロッと食べちゃいました。

庭にはクリンソウが咲いていました。うん、なんだか落ち着く場所ですね。
「旧三笠ホテル」にぜひ出かけてみて!
冒頭でもお伝えした通り、旧三笠ホテルは今年(2019年)12月末から大規模な保全改修工事が行われるためしばらくその姿を見る事ができなくなります。
工事は数年間にわたって行われるため、まだ見たことがないという方はぜひ年内中にお出かけくださいね。
TEXT/PHOTO 橋詰真紀
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■旧三笠ホテル
住所: 長野県北佐久郡軽井沢町大字軽井沢1339-342
TEL :0267-42-7072 (旧三笠ホテル)
開館時間 :9時 ~ 17時 (入館は16時30分まで)
休館日 :年末年始
入館料:大人400円(団体300円) 子ども200円(団体150円)
■三笠茶屋
- 住所:長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢1339-130
- TEL:0267-42-1307
- 営業時間:10:00〜16:30/不定休(夏季無休)